November 19, 2015

イヌが物を放すわけは・・・

トレーナーの馬場です。
最近おにぎりにはまっていて、コンビニで新作のおにぎりが出るとわくわくしてしまいます。

先日友人が「すじこ」のおにぎりを買っていたの見たのですが
明日のお昼ごはんを
「すじこ」のおにぎりにするか
「野沢菜といなり」のおにぎりにするか迷い中です。
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今回は「放せない」のコラムです。

イヌが

オモチャ遊びや
ボール遊びで
持って来い遊びができるようになる過程は

「ボールを放す」→投げてもらえる
「ロープを放す」→また一緒に遊んでもらえる
つまり
放すと「楽しい」があるからできるようになります。

でもそうした理論が分かっていても
うまくいかない場合もあるもの。

「放せない」にはイヌからすると様々な理由があります。

部屋に置いてあるメガネや
雑誌や
洋服を
ちょっと齧っていたら・・・ママがすっ飛んできて追いかけっこが始まった!
『放さないと楽しい』の出来上がりです。

大事な洋服だったから
ママはグーッと一生懸命引っ張った
『あたしの大事な宝物が取られちゃう!』
という気持ちを引き出すことに成功しました。
『放さないことが正しい』と教えている状況です。

大事な洋服が破れそうになって
思わず口を無理やりこじあけた。
『あたしの大事なオモチャで遊んでいる時、ママが側に来ると危険だ!』
という追い詰められた時
時として
「放さない」だけでなく
「物を守る」ために「咬む」
という行動に移行することもあります。


また、普段は放せるボールやオモチャでも
犬が興奮しすぎた状況では
放せないことがあります。

ドッグランで他の犬のボールを奪い取った。
放せない・・・。
こうした光景は実際よくあるため

ドッグランでも
「オモチャは禁止」
という方針の会社もありますね。


「物を放さない」
「物を守る」
これは
犬という動物が持つ正常な性質です。

人が引っ張るから犬も引っ張る
人が慌てて取り上げようとするから犬も慌てる

擬人化はあまりよくありませんが
実は犬と人間
似ているところがあるのかもしれません。