August 10, 2016

拾い食いと人側の姿勢

拾い食いをしそう・・・
多くの仔犬の飼い主さんは心配されています。

ですが
そんなワンコは
実は

お気に入りのオモチャを上手に飼い主さんの手元へ運んできます。
投げてもらえるとリズミカルにスキップしながら取りにいきます。

オモチャ遊びの時
飼い主さんも楽な姿勢で座って
オモチャ遊びの相手をしています。

ですが
落ち葉や木の枝を口にすると
とたんに緊張感が走る・・・そんな場面に立ち会うことがあります。

【オモチャ】は放すけど【そうでないもの】は放せない要因

それは
飼い主さんの姿勢であることがあります。

これは
心構えではなくて
物理的な立ち姿のこと


オモチャの時よりも
落ち葉の時の方が
飼い主さんが
前傾姿勢です。

-----------------
飼い主の前傾姿勢を見て
ワンコは「取られまい!」と構える
  ⇓
飼い主さんは
「飲み込んだら大変だ!」とさらに前のめりになる
  ⇓
ワンコますます慌てる
  ⇓
ワンコ落ち葉を飲み込む
  ⇓
次回飼い主さんの前傾姿勢は強くなる
------------------

中には
拾うもの自体が強い動機づけがあるものがあります。
チキンの骨
お弁当の残りの鮭の切れ端
など・・・
だから
一概には「姿勢」だけではないという意見は間違いなく正しい。

でも
取り上げながら
「自主的に放す」ことを教えるとは
正座しながらスキップしろ!と言っているようなものなんです。

だから
まず1つ目。
前傾姿勢に気が付いて下さい。

それから
ワンコができるだけ動揺しない
リードの扱いと「止め方」をマスターしていきましょう。

それと並行して
「放しやすい物を合図で放す」トレーニングと
「くわえやすい物を合図で保持する」トレーニングを
やっていくと効果的です。
(この時、物理的に物に触らず放せるように練習します)

その後
異なる物で同じことをできるように
練習していきます。

こうして
見ていくと
「拾い食い対策」には
様々な側面があって

めんどくさい(笑)課題ですが
ワンコのコミュニケーションの仕方を少しだけ【客観的】に見る
とてもいい練習材料なのではないかなと
感じています。