January 13, 2016

ぎょっとした話

こんにちは。
トレーナーの馬場です。

ぎょっとすることって
世の中にあります。

先日私はぎょっとしました。
2回も。

1回目は
コインパーキングでぎょっとしました。
お札が使えないコインパーキングを目の前に
1000円札が4枚が入ったお財布。
ほんの少しある小銭は113円。

駐車料金は400円です。

「小銭が必要な場面ってあるものだから小銭ぐらい用意しておくべし」
という意見はすごく正しい。

けれど、電車の発車時刻が迫っている時には全く役に立たないアドバイスです。

そもそも、以前はこのコインパーキングで
お札が使えたんです。
「なんで!急に!変えたの!!」と叫びたい気持ちを抑えて

500M先にある駅にICカードを持って全力疾走し
ICカードに入金
500M全力疾走して駐車場に戻り
駐車料金の支払い
500M全力疾走
ようやく駅に到着・・・

何年振りかの
全力疾走の後
息も絶え絶えの私は、幸いにも電車に乗れたのですが
「ルールは急に変えないで欲しい・・・」

とうらめしく思いました。


2度目のぎょっは
翌日、自動車のエンジンをかけようとしたときでした。

エンジンがかからない・・・
鍵が回らない・・・
鍵を見ると、鍵の先が折れてなくなっている・・・

1回目の「ぎょっ」とはなんの関係もないのですが
私は「ぎょっ」に耐性ができてきたのか
一度深呼吸した後
スペアキーを探しに家に戻りました。
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犬の社会化を
私の「ぎょっ」と一緒にするのはどうかと思うのですが

犬から見た人間の世界って
「ぎょっ」とすることが私たちが思う以上にいっぱいあるのではないのかなぁと
最近よく思います。

だから
そんな時に慌てないように
「いろんな経験をさせましょう」と多くの人は言います。

・・・でもない時もあるんです。
用意を十分に、万全にできない時もあるんです。

私はけっこうおっちょこちょいなので
いろんな「逃げ道」を用意して生活しています。

だからと言うわけではないのですが
愛犬のトレーニングでも
いろんな「逃げ道」を用意しながら
お散歩するのは悪いことではない!と思います。

ちなみに
「振り向く」
「オスワリする」
「呼ばれた時に喜んで来る」
「手について動く」

というワンコと一緒にできる小さなトレーニングは
この「逃げ道」を作るのに役立ちます。


愛犬の社会化を
「この時期までに」
「こういう風に」
しなければならないと焦ってしまうのはもったいない。

その子に合わせた「逃げ道」を
用意しながら
のんびり生活できる環境を整えていくのも
社交的なワンコへの近道かもしれません。

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ちなみに
・・・全力疾走はあまりよい「逃げ道」ではないし
息も絶え絶えで電車に乗るのは非常に恥ずかしいので
次回からはもう少し早めに出かけようかなぁと
思っています。