January 4, 2020

お正月の過ごし方

1月3日は、馬場家のお正月休み。
今年、私は「寝正月にする!」と宣言しました。

二度寝してから、お餅を食べ
お昼にほど近い時間に、相棒犬を連れ出して、ぽかぽかと暖かい中のお散歩。
いつもは静かな住宅街に、車がいっぱい停車中です。
「名古屋」「福島」と記されたナンバープレートを見ると
住んでる場所なのに、旅してるかのような錯覚を覚えます。

帰省中のご家族がいっぱいなんだ…と見渡すと
公園でも、凧やバトミントンが飛び交うのが見えます。

相棒犬を連れて公園に立ち寄ると
小学生の女の子がこちらに寄ってきました。
相棒犬をじっと見ながらも、どう近づいていいか戸惑った様子の女の子。
「しゃがんでみて。きっと仲良くなれるから」
そんな風にお願いしたところ
女の子は、神妙な顔で私の横にしゃがみます。
相棒犬に向けられていた目線が、私の方に向きます。

じっと見つめて近づいてくる女の子に
最初は思わずその場を一旦飛び退いた相棒犬は
再び女の子に接近。今度はゆっくり匂いをかいで確認します。

傍のベンチに座っているおじいちゃんが
にこにここちらを見ているのが見えました。

「初めて会う時、犬を撫でようとしないでね。
今みたいに、相手が近づくのを待つと仲良くなれるよ」
と伝えると

「触られると、怖いのかな?ドキッとするの?」
と聞かれました。

【怖い】よりも、【ドキッとする】の方が、ぴったりの表現だなぁと思い
「うん、ドキッとするんだと思う」

私が公園を囲む塀に腰かけると
相棒犬と女の子が横に座りました。
私は、女の子から
「カナブンとカブトムシの幼虫の見分け方」を教わってから別れました。

家に帰ると
再び、長座布団で丸くなる相棒犬。
今年も、トレーニングはびしばしと…!
ではなく、トレーニング後は良く寝るコ!を目標に、がんばりたいと思います。

特に、パピートレーニングでは
子犬がぐっすり寝ることと、トイレトレーニング
の2つは最優先事項にしたいなと思ってます。

December 27, 2019

2019年を振り返って

こんにちは。トレーナーの馬場です。
慌ただしい師走、私は、何かといろいろ混ぜこぜになっています。

先日は、100円ショップに寄った際
車に財布を置き忘れました。
レジのお姉さんに
「ゴメンナサイ!カバンに車を置き忘れたので、
…財布を今取ってきます…。申し訳ありませんが、カゴを置かせて下さい…
目的語も、副詞も、はちゃめちゃで、びっくりの日本語です。

先日も夏と冬がごっちゃに。
「日が短くなりましたよね。【げし】が待ち遠しいですよね」と言って
会話の相手を困惑させたばかりです。
パソコンで変換すると「夏至」で誤りにすぐ気づくのですが
その時の私は、「冬至(とうじ)」と言っているつもりだったのです。

ごちゃまぜの頭で
犬のトレーニングはしっかりできているのか少し不安になりますが
ごちゃまぜトレーニングは決して悪いものではありません(…ここは、きっぱり)!

例を挙げるのであれば
オスワリのトレーニングも、いろんな要素をちょっとずつ追加することで
随分ごちゃまぜなトレーニングになります。
例えば、こんな練習プラン
---------------------------------
ヒトがイヌに対面しての、オスワリキープ5秒
ヒトがイヌに背を向けての、オスワリキープ1秒→20秒
ヒトが買い物袋をテーブルに置く前に、オスワリキープ3秒→20秒
ヒトが椅子でストレッチする時に、オスワリキープ5秒
ヒトが和室のふすまに手をかけた時、オスワリキープ2秒→20秒
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ヨガが得意な飼い主さんであれば、ヨガのポーズと並行してできるような練習を考えてみるのも面白いと思います。その際、ワンコが楽に取れる姿勢が、オスワリ以外に、フセ、タッテ、ゴロンなど3つか4つのバリエーションがあると更に楽しく取り組めます。

「問題行動で困っているのに
そんなヨガと組み合わせるような優雅なことはできません(怒)!」
と思った方も、少しだけお付き合いください。

ある状況と特定の動作を組み合わせる能力と
その動作の持久力(上記の例ではオスワリの姿勢のキープ)は
多くの場面をうまくやり過ごすスキルにつながってきます。

練習はのんびり取り組んでもよいと思います。
例えば
1月は対面で
2月は背を向けて
3月は物を持って
4月は椅子に座って
5月は扉の前で
な具合です。1年はあっという間に過ぎますが、思っているよりもできることっていっぱいあります。(と言いつつ、半年分も計画を立てられていないのが悔しいところですが)

また、私達ヒトは、何かに一生懸命に取り組むほど「できていない部分」に目が行きがちです。これは、私自身の2019年の反省点で、来年こそは改善していきたい部分です。

「できていない部分」に目を向けるのではなく
「できている部分」に目を向けて
それを愛犬に伝える手段さえ持てば
どんなトレーニングだって楽しく取り組めます。
苦手克服のトレーニングもそれは、同様。
それを分かりやすく伝えていけるようこれからも、精進していきます。

私自身は2019年も
動物病院のスタッフの方たち
トレーナーの先輩方
そして何より、一緒に頑張ってくれた飼い主さんたち
相棒犬の社会化トレーニングに根気よく使ってくれた友人一同
先日、遠方から遊びに来てくれた祖母
多くの方に助けられて1年の終わりに近づいてきました。

2020年もごちゃまぜトレーニング(…?)を元気に続けていけるよう、頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします!
祖母と相棒犬。
ふたりして見つめる先には、何があるのかな?

November 21, 2019

準備するのは「いつ?」

子犬を迎え入れて「う~ん…」と悩む飼い主さんが口にすることに
子犬の「齧る行動」があります。

子犬にとっては、ごく自然な行動でも
一緒に生活する家族にとっては困るのが
・ゴミ箱あらし
・洗濯物あらし
・壁紙はがし
・テーブルサーフィンぐ(テーブルの上の物を奪い取る!)
・電気コードかじり

例を挙げれば、切りがない!
これまでお伺いしたお悩みを書き出せば、さらに10個は挙げらます。

だからこそ、子犬をすべてのお部屋で自由に過ごさせる前には、
飼い主さんが必ず取り組むべきことがあります。
そして、これは、子犬が寝てる姿ばかり見ていたから、何かを破壊する(!)姿を想像せずに迎え入れたという飼い主さんも同様です。

それは、子犬にとって「安全な空間を用意する」こと。
飼い主さんの大事な家具を守る前に考えてほしいのが、子犬にとっての安全な生活です。
アメリカでは、[パピープルーフィング(Puppy Proofing)]と呼ばれ、室内で一緒で生活する犬を迎え入れる飼い主さんには、ブリーダーや獣医さんが必ずお伝えしている内容です。

パピープルーフィングのなされた空間には
・ゴミ箱はない
・ティッシュの箱はない
・雑誌は置かない
・本はない
・子供のお弁当箱は置かない
・電気コードはない
・ふわふわしたクッションはない(特に、綿入れのベッドを齧るこの場合)
・ソファはない
・リモコンはない
・メガネはない
・子供のオモチャはない
・洗濯物はない
・靴下はない
・ダイニングテーブルはない

さて、みなさんは、他にどんな「ない」を書き加えますか?

反対にあるものは
・たっぷりのお水
・コングや齧って安全なオモチャ(トレーナーや獣医さんに相談しましょう)
・クレートやケージなど、子犬が普段寝るところ
・必要に応じてトイレ
・子犬が足を伸ばせる空間
・できれば、飼い主が一緒に座れる空間

そして、「安全な場所を用意をする」
言い方を変えるなら「齧ってほしくないものを片付ける」
タイミングも大事です。

「犬が齧っている場を現行犯で捕まえて、怒鳴りつけてやろう!」
だなんて見張っているパパママはいません。

気が付いたらゴミ箱がひっくり返っていた…!
リビングがティッシュペーパーとトイレットペーパーで白い海になっていた!
洗濯物を持って、嬉しそうに走る子犬を見て、思わず慌ててしまった!
新しく購入した高い絨毯に穴をあけていた…!
ケージを用意したら、ケージをガジガジ齧っている…。

多くの飼い主さんは
「ふと気が付くと、齧っているから、叱るしかないんです…」と口にされます。
でも、私達ヒトは【先回り】するトレーニングの技術も知識も持っているんです。

子犬がティッシュの箱を破壊してから
大慌てて「片付ける(犬目線では、奪い取られる)」のと
子犬の行動を予測して
ティッシュの箱をあらかじめ仔犬の手が届かない場所に【片付ける】のは
雲泥の差ががあります。

ケージやサークルなどの「区分けされたエリア」に子犬が馴れるためには
ゴミ箱をひっくり返したからケージに「引っ張って入れる」のではなく
子犬が落ち着いている時に(少なくともゴミ箱あらしをしていない時間帯に)
ケージの傍(やケージの中)で【ママと過ごす】時間が必要です。

また、現在ケージやクレートの練習に取り組むパパママに
特に意識してほしいことは
ケージに馴れる時間と、留守番をケージで過ごすことは
まったくの別ものであるということです。

もし、ケージやクレートに入る時に
子犬が後ろ足をケージの外に残しながら入る素振りが見られるならば
それは、「今苦手になっています…」のサインです。
おやつでごまかす方法ではなく
おやつをご褒美に使うトレーニングに切り替えていきましょう。

パピープルーフィングの空間づくりは、いつするのか。
イタズラしている時にしますか?
留守番の時にしますか?

October 3, 2019

困った行動の解決の前に、共通語を作ろう

こんにちは。トレーナーの馬場です。
今回のコラムは
ちょっと理屈っぽい話から始めます。

行動学という学門の学習理論についてです。

犬はいい結果が伴うから、行動を繰り返すというという理論
犬は何か嬉しいことが伴うとその状況(や周りにいる人)を好きになるという理論
(補足すると、どちらも「嫌なことが伴う時の学習」もあります)

犬の問題行動に対して、きっちりと行動学に実際の状況を当てはめると「なんか変」と感じることがあります。

私は特に
・犬が物や特定の場所を守る行動
・犬がリードを引っ張る行動
の2つは
力任せの手法でも、食べ物で釣る手法でも、問題を解決できないなと思います。

「犬は生き物だから理論(概論)に当てはまらない状況があるのは当たり前!」
そう思う方もいるかもしれません。

その通りです。
そして「理論だけだと解決しない」といいつつも
私は「例外はあるけど理論は使おう!」と思うのです。

私が訪問レッスンでお伺いする時
飼い主さん自身にも理論をお伝えするのは
問題行動に取り組む前に
犬と飼い主の間に、1つの共通語を作るためです。

簡単な例を言えば
「オスワリ」という言葉に対して、犬が座ったり
「ぽち」と名前を呼ばれたときに、こちらを向いたり
ドアが開いても「待って」と声をかけたら、その場で止まることができる

そうした犬とヒトの双方が同じ意味で使うことができる言葉を作るためです。
(「人と犬との共通語づくり」は関西でトレーナー業をしている先輩の言葉で、私も好きな表現の1つです)

吠えた、咬んだ、そうした行動をとった犬に対して
犬に伝わらないままに飼い主さんが怒鳴っても
人の言葉を理解できないまま、犬が吠え続けてしまうことがあります。
中には、飼い主さんのとった行動に余計慌てて、攻撃的に見える行動を選択しているような場面もあるかもしれません。

出血を伴う咬みの問題のような、深刻な問題で頭を悩まされていると
「どうしてオスワリの練習が必要なんだろう…」
「フセなんかできなくても、困らないのに…」
「災害対策のためのクレートと言われても、今はそれどころじゃないのに…」
ふとそんな疑問が浮かんでくると思います。

犬の問題行動に頭を悩ませる時
「まず問題だけをなくしたい」と感じること自体は間違ってはいないのですが
犬とヒトの会話が成り立つ基盤ができていたら
問題解決もずっとスムーズに行くと思うのです。

トレーニング(行動を教える)のが大事なのではなくて
トレーニングを通して作る「共通語の構築」が大事なのだとお伝えしたいです。

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参考までに「オペラント条件付け」について追記します。
これは4つの学習をシンプルにパターン化して表現したものです。
犬のトレーニングにも活用できる場面がいくつもあります。

(特に何もない状態から)
「行動」後に「うれしいこと」がある→その行動の頻度が増える
※例)オスワリしたら、おいしいおやつをもらった!

(うれしいことがある状態から)
「行動」後に「うれしいこと」がなくなる→その行動の頻度が減る
※例)ママの手を咬んだら、ママがオモチャ遊びをやめてしまった…

(特に何もない状態から)
「行動」の後に「嫌なこと」がある→行動の頻度が減る
※人がしてほしくない行動をしたとき、叱るべきの考えの元になるものですが、大きな問題点があります。犬は嫌なことが起きない状況、例えば飼い主がいない時のみ同じ行動を選択することがあります。トイレの失敗を叱ったが故に隠れてソファの後ろで用を足す状況は、その例かもしれません。

(嫌なことがある状態から)
「行動」の後に「嫌なこと」がなくなる→その行動の頻度が増える
※例)軒先につながれていた犬が、郵便屋さんに吠え続けたら、郵便屋さんが立ち去った。

September 5, 2019

トレーニング風景①


ももちゃん(トイプードルさん)
練習始めに、ももちゃんのお尻がほんの少し揺れているのは
楽しく練習できてる証拠ですね!

飼い主さんの手について動くことと
飼い主さんの手が動いてもその場で待つこと
マット練習では2つのスキルを育みます。