August 21, 2021

暑い日のできごと。

わたくしいぬです。

今、外がとてもあついので
お家の中でかいぬしのしごとを手伝っています。



「ねてるだけ?」っていいましたね。
そんなことはありません!

レッスンの時に、かいぬしがオモチャを持っていくでしょう?
わたくしが、どのオモチャが要改善か指摘してます。

「うむ!合格!」


かいぬしは、わたくしに夕方になったら常夜灯をつけてほしいらしい。
まだ日がながいうちに練習中です。


かいぬしよりも先にねるのが、規則正しいわたくしの生活リズム。

まだまだ暑いひがつづくのでしっかり寝てしっかり食べてのりきりましょう。

July 19, 2021

行動の選択肢って、何だろうか?

仕事が休みの日
大量の野菜と格闘するのが、日課になってきたトレーナーの馬場です。

今日は、いただき物の
ゴーヤ
オクラ
ピーマン
キュウリ
を準備中。

ここ数日、夕食はカレーが続いており
「カレーはすごく好きだけど、緑の野菜が食べたい…」
偏った食事に、少し嫌気がさしていた矢先
畑をしている友人から、野菜をお裾分けしていただきました。

ゴーヤは薄切りにして、蒸して、ゴマドレッシングと和えて「ゴーヤサラダ」に。
キュウリ2本はショウガと合わせて「たたきキュウリ」に、2本はオイスターソースで味付けした「キンピラ」にし、どちらも冷蔵庫で冷やします。
ピーマンは乱切りにして「ジャコピーマン」に。
オクラは、茹でてそのままつまみます。
採れたてのオクラは、マヨネーズをつけなくても美味しい。

普段は移動中の車でも食べやすいように、コメ、パン!と
炭水化物メインのお昼ごはんが
今日のお昼ごはんには、豚肉と水菜がたっぷりの、はりはり鍋を頂きます。

野菜を食べるのも
料理をするのも楽しい

でも、1日の仕事が終わって、事務所に戻り
レッスンのレポートに頭を悩ませながら相棒犬の散歩に出かけ
洗濯機回して、お風呂を洗って、あ…掃除機もかけて…
それから料理する?と聞かれれば

おそらく、私は料理する以外のことの方を自然に選びそうです。

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さて、今日は犬にとっての行動の選択肢のお話。
室内で過ごす子犬にとって、行動の選択肢は、実は無限にあります。
どれかは「正解(一緒に暮らす人にとって)」でどれかは「問題行動」と分類される。

ある子犬は
オモチャも齧るけど、家具も齧る。
オモチャを持って走るけど、家事で慌ただしく動き回るママの足も追いかけて咬む。

ちゃんと「オモチャ遊び」できるのに
どうして「いい子(正しい行動を選べない)にできないの」
なんてことは、どんな熟練した飼い主さんも一度は思ったことがあるはず。

この時一呼吸おいて、考えてみてほしいことは
子犬が「その特定の瞬間」に正しい行動を選べることを知っているかです。

例えばこんな場面を思い浮かべて下さい。
テーブルの上に、飼い主さんがメガネを置きます。
普段は、テーブルに物は置いていません。
ただ、その日は仕事ですごく疲れていたので、うっかりメガネを置いてしまった。

飼い主さんは、パピークラスに通っていてマット練習に取り組んでいます。
飼い主さんが少しの事務作業をする間
子犬はマットの上で座ったり寝そべったりして待っていられます。

さて、その飼い主さんが慌ただしく明日の仕事の書類を整理している脇で
「いつ遊んでくれる?」と期待してオスワリしていた5か月の子犬がとる行動はどちらでしょうか?

1)飼い主さんの傍でオスワリしたまま待ってみる
2)テーブルのメガネをもって齧って、追いかけてくる飼い主さんを見て走る

この問題の答えは…実はありません。

ただ、子犬を迎え入れる時は、いろんな想像をしてみることは大切です。
メガネをかけた人の傍で「オスワリ」できる犬が
メガネが机の上に置いてあるときには「メガネに飛びつく」可能性に気づいた人は
元気な子犬を迎えた時に慌てにくいはずです。

また
パパが「オモチャ遊び用のオモチャ」を持った時にオスワリする子犬と
パパが「オモチャ遊び用のオモチャ」を持った時に飛びつく子犬とでは
メガネに対しても、異なる行動を選択するかもしれません。

猛暑と闘いながらのこの時期
私は時々、料理をさぼって、
お惣菜を買ったり、いただきもののキュウリを丸かじりしてみたりします。

私たちはいつも
好きなことをするのではなく「できること」をしている。

子犬たちが選ぶ行動も、きっと「現時点」の「できること」を選択しているのかもしれません。

June 17, 2021

口輪している犬は「悪い犬」ではありません。

口輪という言葉を聞いて
あなたが浮かべるのはどんなイメージですか?

「口輪」という言葉を聞いて
もしかして一部の人が思い浮かべるイメージはこんなことってないでしょうか。
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【う~っ】と歯をむき出して唸る犬を羽交い絞めにし
口輪を素早く装着する
犬は口輪をしたまま、歯をカチカチ言わせており
口輪を外したら、すぐにでも傍にいる人を咬みそう…
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そんなイメージがあるならば
それと違う図も思い浮かべてほしいのが、今回のブログのテーマです。

どんな犬も、犬は「自分の身を守る」ためには歯を使う動物です。
そして、痛みがある時には、普段平気なことにも過敏になる傾向があります。

私が会ってきた犬の中で
「私の方が地位が上だから咬んでやろう」と咬んだ犬はいません。

咬む行動のきっかけ(実際には怖くて咬んでいても、「攻撃を好んで」咬んでいる)
を読み違える飼い主さんは
おそらく、咬む行動自体が不安で「上位に立とうとしている」考えについ傾きますが
「うちの犬は…が苦手」ということもきちんと把握されていると感じます。

さて文章で読むと、どこで区切るのがわかりづらいのですが
①【咬む行動のきっかけ(怖い!、自分の身を守りたい)不安な気持ち】と
②【咬む行動(咬んだら、怖いと思っていたものがなくなった)実体験】
は、トレーニングにおいて分けることが大切です。

不安を100%は取り除けない時に、実体験を防ぐ1つの道具が口輪になります。

トリミングサロンでも
動物病院でも
口輪は用意されていて
診察などでも必要に応じて使用します。

でも、動物病院は病気やケガを治療する場所で
トリミングサロンはカットやシャンプーをする場所で
口輪の練習をする場ではありません。

言い換えると
犬が口輪に馴れる練習は、飼い主さんの役割になります。

口輪のトレーニングが楽しくて
口輪を持っている飼い主さんを、オモチャを持っている飼い主さんと同じ目で見る犬
本来の口輪トレーニングは、そんな犬の気持ちづくりから始まります。

「口輪=悪い」のイメージは、残念ながら一般的に多いように感じます。
飼い主さん自身も、「うちの犬は口輪が必要と言いたくない」とはっきりおっしゃる方もいます。

「素早くつけてしまえば、犬も抵抗がないはず」と感じている方もいますが、その方も「口輪が楽しい」とは決して思っていません。

だからこそ、トレーナーの馬場は、再度宣言します!
「口輪楽しい」を少しでも広めていくぞ!と
「口輪は、犬の楽しいを増やすための道具でもある」と!

口輪を持った時と
オモチャを持った時
愛犬が同じ反応を引き出せるのにかける時間は、1日30秒ぐらいで十分です。
どんな風に?と少し興味ありませんか?

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参考文書
Muzzle Up Project
https://muzzleupproject.com/for-vets/
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May 6, 2021

意図した行動と、無意識の行動と、犬のトレーニング

 車移動のこと。

「あっ…時間がなんとなく余裕がないな」と思う時ほど、赤信号にぶつかります。
いつもは、テンポよく走っている道路なのに
「あれっ?この道、3つも信号があったのね…」と落ち込みます。

今日も、そんな日。
ですが、今日、少し違ったのが、前の車のステッカーでした。

よく見るステッカーは
「ジャーマンシェパード!」
「シェルティ乗ってます!」
好きな犬種やお家の犬のシルエットのステッカーだったり

「赤ちゃんが乗ってます」
「法定速度で走ってます。お先にどうぞ」
などのお知らせ系です。

今日赤信号待ちで、気づいた車のステッカーにはちょっと不思議なメッセージ。
一種のお知らせと言えなくもないですが
「本当はもっと寝ていたい」とありました。

二度見して
「同感です」とつぶやいた私は思わず、くすりと笑います。
ギューッと力を入れてハンドルを握っていた手から力が抜けるのがわかりました。

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話は変わって、犬のトレーニングの話。
トレーニングには特定の「合図(Cue)」と「行動」を結び付ける練習があります。

「合図」と聞くと、「オスワリ」などの「言葉」をイメージされる方が多いと思います。状況によってはそのイメージは正しい。オスワリと言われて犬が座って、トリーツをもらう。うれしそうに尻尾がぱたぱた揺れる。多くのワンコが、特定の場所ではできる行動です。

一方で、「オスワリ」の言葉がまったく犬の耳に届かないような場面も、多くの飼い主さんは目にされています。例えば、お散歩中は難しい。苦手な犬がいる場所では、まったく無理。なぜそんな状況かと言えば、飼い主さんの「声(オスワリという声かけ)」以外にも行動を引き出す「合図」がやまほどあるから。

犬が目の前を通った。(目からの情報)
ジョギングの人が通り過ぎた。(目からの情報)
救急車のサイレン。(耳からの情報)
ごみ収集車が接近中。(目と耳からの情報)
気になる犬の匂い。(鼻からの情報)
走る動物を追いかけようとすると張って苦しいリードの存在(痛みや不快感)

極端な言い方をするなら、オスワリする行動を阻害して、他の行動を引き出す「合図」がやまほどあるわけです。

私たちが犬をトレーニングするときにうまくいくコツの1つは
「言葉の合図(意図した合図)」と
「言葉以外の合図」があることに目を向けることです。

なぜなら
「言葉以外の合図」の方が特定の行動と結びつきやすいことが多くあるからです。

上記の「合図」はトレーニングの邪魔になりそうに見えます。
ですが、実は生活を助けてくれる「合図」もたくさんあります。

いろんな刺激は、最初は「無意味の刺激」ですが

嫌な経験を通して「やめてほしい行動(問題行動)」を引き出してしまったり
楽しい経験を通して「いい行動を引き出す/行動を持続させる」のに役立ちます。

例えば
「ドッグドアがある(目からの情報)」→ドアをくぐる→「庭で散策できて楽しい♪」
「ドッグベッド(足からの情報)」→ベッドに乗ったら寝そべる→「居心地がいい」
「齧るオモチャ(目からの情報)」→オモチャを齧る→「きもちが落ち着く」

最初は「意味がない」合図が犬にとっての「嬉しい合図」につながったとき
宇宙人とのコミュニケーションに成功した気分!というと、大げさでしょうか。でも、言葉以外の会話に目を向けるのは、犬と一緒に暮らす時に必要な視点です。

「言葉以外の合図」の活用は、トイレトレーニングの場でも一役買っています。トイレトレーニングがうまくできている時、愛犬の周りで「何があるのか(もしくはないのか)」見守ってみるときっと成功率がアップするはずです。

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さて信号を見てはさっきまでイライラしていたトレーナーの馬場は
「信号待ちも悪くないなぁ」と、気分を切り替えることに成功した模様です。

April 15, 2021

「トレーニングはじめるよ!」より「今日はおしまい」の方が大事

3月のぽかぽか陽気のソメイヨシノよりも
4月に入ってからの花冷えの空のしたで咲く八重桜に「あっ…やっと春だ」と一息をつく気がします。風は冷たいけれど、じりじりと日光を背中に感じます。

相棒犬はリビングの日が差す場所を選んで、「どたん」と横向きにねころびます。

「犬というより、こいつはとどだ…」
ぽかぽかに暖まった背中に手を当てると、伸びをする犬。あまりにも動かないその様子を見ていると、西海岸の観光地でひなたぼっこをするアザラシたちを思い出しました。

寝転ぶ犬も、寝転ぶアザラシも「自由だなぁ」と思いつつ今日は「解除(release)」について書きたいと思います。

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犬のトレーニングには、「解除(release)」という概念があります。
「解除」と聞くと
「緊急事態宣言の解除」
「津波警報の解除」
など、ちょっと重々しいイメージをふと浮かべることがありますが、「解除」自体は重々しい意味はありません。単に「それはもうおしまい」と伝えるお知らせです。

お家にきたばかりの犬が
「オスワリ」という言葉の意味を知らないのと同様に
犬は「おしまい」の意味を知りません。そして、トレーニングを始めたばかりの飼い主さんは「トレーニングはもうおしまい」を伝え忘れてしまう時があります。

具体的には、オスワリを練習する時には、オスワリを「おしまいにしていいよ」を伝える、つまり自然な姿勢に戻る選択肢の方も伝えるところまで、がトレーニングになります。

オスワリだと「おしまい」をイメージしにくい方でも

・お留守番の終了
・お手入れの終了
・診察の終了

なら少しイメージしやすいでしょうか?
どれも、どちからと言えば犬が苦手な項目ですが、これらにも「おしまい」があります。苦手なものは「おしまい」があるから、「ちょっとだけがんばる」が可能になっていきます。

1つの事の終わりを伝えることとは
言い換えると「行動の選択肢が犬に戻った」ことを伝えることなります。
「自由にしていい」のなら、特に何かする必要が…?と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、家庭犬のトレーニングではトレーニング後の「行動の選択肢」を準備しておくことを念頭におきます。

どうやら「自由にしてね(でもお家のルールに従った上で!)」って意外に難しいので、自信がないパピーさんは飼い主さんを頼ってしまいがち。そして、四六時中飼い主さんの動きや目線を気にしていることは、犬自身も、飼い主さんも疲れてしまいます。

そんな時使える「トレーニングおしまい」の後の行動の選択肢が3つあります。
・齧ること
・寝ること
・匂いを嗅ぐこと

例えばお留守番が苦手な犬は
トレーニングの「おしまい」に関しても、最初は苦手です。オモチャ遊びの「おしまい」もなんだか納得していなくて、代わりに手近なものを齧ってみることもあるかもしれません。

手近なものは、飼い主さんが齧ってほしくない絨毯や、家具や、靴だったりするので、騒々しい「終了」になりがちです。ならば、トレーニング終了時「犬が選んだ犬のオモチャを齧る」ことでも、「おしまい」になるようにしていくのも1つの方法です。

先日お伺いしたお家のパピーさんは、訪問3回目にして初めて、飼い主さんとのおしゃべりの時間に「オモチャを齧る」行動を選択してくれました。飼い主さんの「おおっ!」という顔を見て、私もついにやり。オモチャを齧っているうちにうとうとしてきたワンコは、ドッグベッドの縁に顎を乗せて目をつぶりました。

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私は、相棒犬が「ヒトと一緒にいる時間」から「ひとり時間」への切り替えが下手だった時期のことを時々思い出します。

今では、夜むくっとドッグベッドから起き上がって「今日はもう、おしまい~」とクレートで休む相棒犬を見ていると、事務作業をいつまでも「おしまい」にできない自分にがっかりしてしまいます。私も自分の「おしまい」練習のため今日は早めに寝ようかなと思っています。