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2014年8月18日

災害対策へのきっかけ

東日本大震災から3年5ヶ月。

先日
震災後の被災動物を取材したフィルムの
上映会に行ました。

監督の方が
「普段の愛犬との生活が、災害時にも大きく関係する」
と口にしていたことが印象的でした。

被災した
犬たち
猫たち
また、牛、鶏などの経済動物たちの

画面に映し出されたその死や
保護された姿は

ただ、悲惨さを伝えるためではなく
私たち飼い主が
「何に備えていったらいいのか」を
各々が考えていくためでもあったのだと、上映会から数日かけて改めて思いました。



私は今まで
個別レッスンでお家にお伺いした時
「災害の時に慌てないように、クレートトレーニングもしておきましょう」

とお伝えしていました。

クレートトレーニングは
愛犬にとって落ち着ける場所を作るためのもので
普段の生活においても、とても大切です。

ですが
「災害の時に慌てない」なんて、軽々しく言える言葉ではないのだと
映画を見て感じました。


「災害に対して何ができるのか」
という問いかけに

「これだ」
とはっきり答えを口にできない自分に、今少しイライラしてしまうのですが
じっくり悩んでみることも、必要なのかもしれません。

下記は監督さんたちがあげた、ほんの一例です。

  • 「同伴避難(同行避難では一緒に避難生活はできない可能性が高い)」の行政への働きかけ
  • 愛犬を連れて避難訓練の参加(町によります)
  • 愛犬のクレートトレーニング
  • 愛犬のオスワリ・マテ(落ち着いてその場に留まる)などの基本的なコマンド練習