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2015年7月23日

いい気持ちで寝られる場所

今日は暑いので、おやすみします。


・・・と休業宣言している、うちのイヌです。

いやいや、これは・・・クレート練習なんです!





たぶん・・・。

うむ・・・では、私はお仕事行ってきます!
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「居場所づくり」って大事だなぁと常々思います。

飼い主さんとの絆がすごく強いワンコほど
飼い主さん以外の「拠り所」となるものが必要になります。

なぜなら、犬はもともとすごく社会性の強い動物だからです。
ひとりにされると不安になる・・・
これは普通の反応です。

ですが
飼い主さんは
常にワンコの側にいられるわけではありません。

お仕事や
家事や
お子さんのお世話など
優先させなければいけないことがたくさんあります。

この時
「拠り所」となる場所があると
ひとりでいる時間も
不安になりにくくなります。

私たちも
拠り所―頼れる人や、頼っていける場所があると
ちょっと嫌なことがあっても頑張れたりしませんか?

私は拠り所って
少々のことじゃびっくりしないでどーんとしている
そんなイメージを持っています。


この「拠り所」について

オプション1:ワンコが選んだ落ち着ける場所で落ち着くことと
オプション2:ママが選んだ「特定の場所」を落ち着く場所とすることと

どちらの方がいいでしょうか?







私は、どちらかと言うなら
ワンコに選ばせてあげたいなぁという気持ちが浮かびます。


怖がりのワンコさんや
社会化期のパピーにとって
「自分で選ぶ」
ということはとても大事な経験になります。
自分で選ぶことで、自信を持ってくれるからです。


ただし
この時、少し注意して観察してあげることが必要です。

自分が選んだ場所にいる時
一見落ち着いているように見える・・・

だけど!
⇒「小さな音がしたら飛び起きて走っていく」
⇒「ママが部屋を出たら、必ずついて来る」

これらは、仔犬の頃は

「甘えんぼで可愛いね」
「怖がりさんだから仕方がない」
と言われることが多い行動です。

ですが
もしかすると

その子にとっては飼い主さん以外の「拠り所」がない・・・
本当に落ち着ける場所ではないから・・・
といった理由もあるのかもしれません。

後々の
「不安」に繋がる行動ならば
できる限り解消してあげたいと思いませんか?


では、オプション2の方を選びましょうか。

ですが
クレートやケージにただ閉じ込めても
そこを「選ぶ」気持ちにはなかなかなってくれません。

おやつで誘導したら入るけど
日中は自分から入ってくつろぐ~ことはないなぁ・・・
というコもいるかもしれません。

さて
ここで「拠り所」を作るという
最初の目的に立ち戻ってみます。

人の出入りや
大好きなママの突発的な動き(例えば宅急便を受け取りに慌てて玄関に行く動き)を見ても
どーんとしていられる場所をつくる練習は
最初はワンコがやり易い場所から始めます。

お留守番のケージが
もしも日中落ち着かない場所だったら
一旦お留守番以外の場所から始めてもいいと思います。

例えば
お気に入りの「ベッド」や「マット」で練習してみるのはどうでしょうか。

マットやベッドには
物理的に犬の行動を止めるものは何もありません。
でも、ママが動いてもそこでリラックスして留まることを教えることができます。


また、マットでできるようになったら
次のステップへ進むことも視野にい入れて練習します。


トレーニングでは
「一旦レベルを下げる」場面がいっぱいあります。
そして、できることをどんどん「レベルを上げ」ていきます。
どんどんあげます、ただし、できることを、です。