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2021年7月19日

行動の選択肢って、何だろうか?

仕事が休みの日
大量の野菜と格闘するのが、日課になってきたトレーナーの馬場です。

今日は、いただき物の
ゴーヤ
オクラ
ピーマン
キュウリ
を準備中。

ここ数日、夕食はカレーが続いており
「カレーはすごく好きだけど、緑の野菜が食べたい…」
偏った食事に、少し嫌気がさしていた矢先
畑をしている友人から、野菜をお裾分けしていただきました。

ゴーヤは薄切りにして、蒸して、ゴマドレッシングと和えて「ゴーヤサラダ」に。
キュウリ2本はショウガと合わせて「たたきキュウリ」に、2本はオイスターソースで味付けした「キンピラ」にし、どちらも冷蔵庫で冷やします。
ピーマンは乱切りにして「ジャコピーマン」に。
オクラは、茹でてそのままつまみます。
採れたてのオクラは、マヨネーズをつけなくても美味しい。

普段は移動中の車でも食べやすいように、コメ、パン!と
炭水化物メインのお昼ごはんが
今日のお昼ごはんには、豚肉と水菜がたっぷりの、はりはり鍋を頂きます。

野菜を食べるのも
料理をするのも楽しい

でも、1日の仕事が終わって、事務所に戻り
レッスンのレポートに頭を悩ませながら相棒犬の散歩に出かけ
洗濯機回して、お風呂を洗って、あ…掃除機もかけて…
それから料理する?と聞かれれば

おそらく、私は料理する以外のことの方を自然に選びそうです。

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さて、今日は犬にとっての行動の選択肢のお話。
室内で過ごす子犬にとって、行動の選択肢は、実は無限にあります。
どれかは「正解(一緒に暮らす人にとって)」でどれかは「問題行動」と分類される。

ある子犬は
オモチャも齧るけど、家具も齧る。
オモチャを持って走るけど、家事で慌ただしく動き回るママの足も追いかけて咬む。

ちゃんと「オモチャ遊び」できるのに
どうして「いい子(正しい行動を選べない)にできないの」
なんてことは、どんな熟練した飼い主さんも一度は思ったことがあるはず。

この時一呼吸おいて、考えてみてほしいことは
子犬が「その特定の瞬間」に正しい行動を選べることを知っているかです。

例えばこんな場面を思い浮かべて下さい。
テーブルの上に、飼い主さんがメガネを置きます。
普段は、テーブルに物は置いていません。
ただ、その日は仕事ですごく疲れていたので、うっかりメガネを置いてしまった。

飼い主さんは、パピークラスに通っていてマット練習に取り組んでいます。
飼い主さんが少しの事務作業をする間
子犬はマットの上で座ったり寝そべったりして待っていられます。

さて、その飼い主さんが慌ただしく明日の仕事の書類を整理している脇で
「いつ遊んでくれる?」と期待してオスワリしていた5か月の子犬がとる行動はどちらでしょうか?

1)飼い主さんの傍でオスワリしたまま待ってみる
2)テーブルのメガネをもって齧って、追いかけてくる飼い主さんを見て走る

この問題の答えは…実はありません。

ただ、子犬を迎え入れる時は、いろんな想像をしてみることは大切です。
メガネをかけた人の傍で「オスワリ」できる犬が
メガネが机の上に置いてあるときには「メガネに飛びつく」可能性に気づいた人は
元気な子犬を迎えた時に慌てにくいはずです。

また
パパが「オモチャ遊び用のオモチャ」を持った時にオスワリする子犬と
パパが「オモチャ遊び用のオモチャ」を持った時に飛びつく子犬とでは
メガネに対しても、異なる行動を選択するかもしれません。

猛暑と闘いながらのこの時期
私は時々、料理をさぼって、
お惣菜を買ったり、いただきもののキュウリを丸かじりしてみたりします。

私たちはいつも
好きなことをするのではなく「できること」をしている。

子犬たちが選ぶ行動も、きっと「現時点」の「できること」を選択しているのかもしれません。