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2014年10月28日

怖がってるって、分かり難い?

「社会化が大事」
という言葉が一般的になってから
一生懸命「社会化」に力を入れている飼い主さんはとても多いです。

ワクチン前の「抱っこ散歩」も広まってきました。

ただし、気を付けてあげなければいけないことは

生まれつき音に過敏なワンコもいるし
人が大好きで側に居たくても、触られるのが苦手なワンコもいます。

もしも
「社会化」という言葉を聞いて

「すべてのことを、今すぐに、受け入れられるように育てなくては・・・!」
と焦っているのであれば、ちょっとだけ待ってください。

物事に馴れるのにかかる時間や
馴れる形は
当然のことながら、ワンコによって様々だからです。


極端な例を出すなら

子供を怖がって、後ずさっているワンコさんに
リードを引っ張って、子供の側に寄らせることは
社会化では、ありません。

トラックの音が怖くて、ママの声に耳を傾けられないぐらい動揺しているのに
苦手な車の音を聞かせたり、大通りを無理やり歩かせることは
やはり社会化では、ありません。
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さて
「怖がっている」

と言葉でみれば、「無理をさせちゃいけない」

ということは自明です。


ですが
ワンコは
「今怖いんだ」
とうまく言葉にすることができないので
小さな小さなボディランゲージとして示しています。


もしも

  • ガタガタ震えて座り込んだり
  • 後ずさって逃げ出したりする様子をみせたり


するワンコを見れば、怖がっていることは、とても分かり易いと思います。


ですが


  • ゆったり動いていたしっぽの動きが急に止まったり
  • 急に身体の動きを止めて一点を見つめたり
  • 呼吸の早さが変わったり
  • お顔をそむけてみたり
  • その対象に勢いよく近づこうとしてみたり


といった
一見「怖がっている」のとは分かりにくいような仕草もあります。

また、一瞬の緊張から回復する時間も、ワンコさんによって、様々です。


怖がりのワンコさんは、大変・・・と心配される方もいるのですが
怖がりさんであることを、飼い主さんが分かってあげていれば、大丈夫です。

分かってあげられる飼い主さんは
どうすることが、愛犬を落ち着けかせることにつながるかを見つけていくことも
とても上手だからです。



社会化=どんなものでも怖がらずに受け入れる能力を育てる

ではなく

社会化=何か苦手なものがあっても、ママを頼って回避できる能力を育てる
     =何か苦手なものがあっても、ママの側なら踏ん張れる能力を培う

と捉えてみてもいいかもしれません。

そのために
ワンコが頼りたい~と感じる保護者に。

自分自身の愛犬に対しての気持ちも込めて
今日のコラムを書きました。