ページ

2015年8月13日

思ったよりお得~

トレーナーの馬場です。

数字に弱いのか
暑さに弱いのか

8080円の商品をと
8800円と勘違いして
お店に出かけました。

レジで
さて支払・・・という時に
「8080円です」と言われて

思わず思ったことは
「安くなった(気がする)なんか得した~」
でした。

思っていたよりも、安い!
期待したよりも、いい買い物ができたような気がしたんです。

こうして文章に書くと
単に私の恥をさらしているだけですが

実は、トレーニングが上達するコツの1つに
「期待値を下げる」
というものがあります。

※私の例は、単に「勘違い」で「期待値」とは厳密には違いますが、そこはご愛嬌でお願いします。


---------------------------------
この
「期待値を下げる」


愛犬の行動に対して使う時

「できないことを受け入れた」
「できないことはできない」
「できないから諦めた」

という意味合いで捉えられることもあるのではと思います。

それは一概に間違いとは言えないし

できないことをやらない選択肢は
私自身すごく大事であると思っています。

ですが
「期待値を下げる」
というのは
本来
「今ある目標を諦める」
という意味ではありません。

ドッグスポーツのアジリティの
ハードルジャンプを例にしてみます。

ハードルを教えたい飼い主さんと
バーをまたぐことが苦手なワンコの場合

始めのうちは、ハードルのバーを床に置いて
それを飼い主とイヌが一緒にまたぐことから
経験を重ねることがあります。

また
バーがない状態のハードル(バーの両脇の部分)の間を通ることに
緊張するワンコもいます。
そんな時は、ハードルの幅をかなり広めに設置した間を通る練習から始めます。

もしかすると
これらのステップは
人からみると
「簡単すぎる」ステップに見えるかもしれません。

ですが
そのワンコにとっては
「必要な」ステップなんだなぁと思います。

「簡単すぎるステップ」
にずっと留まる必要はありませんが

今やっている練習が、うまくいかない時には
一旦「簡単すぎるステップ」で準備運動をしてみるのはどうでしょうか?

これは
オスワリする
マテで止まる
オイデで来る
などの基本的な練習でも共通するポイントです。


「簡単すぎるステップ」
を挟むことで、
急に成長率がアップすることがあるし
「簡単すぎるステップ」
だとしても、ワンコができた時って、ちょっと嬉しいなぁと感じませんか?


この夏
ワンコとトレーング中

思っていたよりも「できなかった」
と感じることが多いですか?

それとも
思っていたよりも「できた」
と感じることがいっぱいありますか?