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2015年9月10日

ことことカレーを煮込みながらできる、犬の観察

カレーを作っています。

美味しいジャガイモを
分けていただいたので

大き目に切ったニンジンとタマネギと一緒に
煮込んでいます。

カレー粉を入れた後は焦げやすいけれど
弱火で2時間から3時間
長めに煮込むカレーが好きなので

「焦げてないかな~」
と言いながら
こっそり味見を何度もしています。

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カレーに限らないのですが
煮込み料理を作る時
意識していることがあります。

それは
「日中ごろ~んと寝ている愛犬がぱっと起きるのはどんな音がする時か」
です。

うちの愛犬は
ジャガイモを刻んでいる時には寝ころんだままですが
リンゴを切ると、むくっと起き上がります。

お米の袋をいくらガサガサさせても、いびきをかいて寝ていますが
ジップロックの袋を箱から出すと、ごそごそ~とクレートから出てくる音がします。

冷蔵庫を開けても身じろぎひとつしませんが
ヨーグルトドリンクのパッケージをビリっと破ると、リズミカルに立ちあがり、軽くスキップします。

どうやら
一見似たような音や
同じ関連付けを作っていそうな音でも一方は「無視している」
ことに気が付きます。

そういえば以前
犬はもともとエネルギーを節約する
という話を聞いたことがあります。

自分に関係があることならエネルギーを使うし
関係がないことなら、「ないと同じ」という反応になると。

サンフランシスコで
一緒にトレーニングクラスのアシスタントをしていた友人が

「フィルター機能」

という言葉で
表現していたことをふと思い出しました。

以前は
私の仕事用のカバンの開く「バリっ(マジックテープです)」という音でも
愛犬の「リズミカルなスキップ」が引きだされていたのですが
最近は、「バリっ」では片目を開ける程度です。

きっと新しいフィルターができたのではないかなと思います。

愛犬の寝姿は見ていて和むもので
あえて「観察」と堅苦しく考える必要はないのですが

(何かに)吠えてしまう・・・
(なぜか)興奮しすぎる・・・
というお悩みがある場合は
人側もついバタバタしてしまう、吠えてしまっている状況ではなくて

あえて
「寝ている時の様子を観察する」
ところから初めてみるのも1つの手ではないでしょうか。