私の相棒犬は
新しいことに臆病で
まわりの環境にけっこうドギマギしながら生活している
飼い主によく似た小心者です。
時折お客さんに言われる言葉で私は悩みます。
「レッスン楽しかったです。
先生のおうちのおりこうなワンコに会えなかったことだけが心残りです」
困惑しながら答える私は、自分の犬のことで悩んで唸っていた2年前を思い出しています。
「うーん…おりこうって、手のかからない子という意味ならだいぶだいぶ…程遠いです…」
実は先月も
あーでもない
こーでもない
と悶々と悩んでいました。
きっかけは犬を連れてキャンプに行ったこと。
犬とテントで泊まり、朝日の中テントを乾かす中、犬はひなたぼっこをしている。
気持ちよさそうに。犬の背中を触ると、ぬくぬく暖かい。
テントを撤収して、犬を呼び寄せると、ほんのちょっぴり不服そうに、車の中のクレートに飛び乗りました。そして3分もたたないうちに寝息を立ててぐっすり眠る犬が後部座席にありました。
キャンプに行って楽しかった!
犬も満足だった!
という「自慢」だったらどんなによいか。(たとえ、感じ悪い自慢人になっていても!!)
実際の処、キャンプに行って「できること」がちょっぴり増えた代わりに「できないこと」が山ほど見つかって、私は落ち込んでいたのです。
夜間だと、人の動きに過剰に反応するなぁ。
なんだか、キャンプ後に背後からの人の動きを警戒するようになってしまったなぁ。
寝そべっているときに人が近づくことも苦手だったんだなぁ。
あっ寝ている犬のしっぽを私がうっかり踏んだら、ぎゃんと騒いだ。
大きい荷物をもって歩く人の足音に凝視することがあるなぁ。
周りの物音や人の動きを気にしないでくつろぐ犬を見るとうらやましい。
私がお伺いしたことがあるおうちの飼い主さん、この文を見て笑ってやってください。
「ほかの犬と比べる必要なんかないですよ」
「この子のペースで馴れていけばいいんですから」
私が言った言葉は、キャンプ後の私の悩みとは真っ向から対決しており
自分の言葉の矛盾に私はさらに落ち込んでいったのでした。
実は、お散歩デビュー直後に、私は似た状況に陥っていました。
その時に書き留めたことはたぶん、今よりもいっぱいあります。
そうして悩みながらも
日々の記録を書き記しました。
トイレトレーニングに限らず、こうしたメモは役立つ場面多いです。
日々の記録を書き記しました。
トイレトレーニングに限らず、こうしたメモは役立つ場面多いです。
ただし…「できないこと」を書き出すことって、楽しい作業とは限らない。
「できない…」と落ち込んでいるときは、書いているうちに更に落ち込むし。
(客観的にデータとして書き出すのであれば、あとで冷静に「トレーニングプラン」として活用できるので、こうした書き出しって大切なのですが)
(客観的にデータとして書き出すのであれば、あとで冷静に「トレーニングプラン」として活用できるので、こうした書き出しって大切なのですが)
書いていて落ち込むと
私は時々トレーニングを「できること」に方向変換します。
たとえばこんなトレーニング。THE・演奏。
たまには、できる部分に目を向けて、気分転換して元気になったら、苦手克服にも再チャレンジです!