January 15, 2013

お散歩と拾い食い


おはようございます。トレーナーの馬場です。

雪景色の公園はちょっと嬉しい。昨日の雪で、公園は一面真っ白。
車の運転の心配は、今は少し忘れて、雪の上でご機嫌で遊ぶワンコたちのことを考てみます。

雪の上で走ったり、パクパク雪を食べたりしているワンコを見ると、つい私も雪を食べてみたくなっちゃいます。


今日は先月のお散歩クラスのことを書いていきます。
お悩みナンバーワンは・・・「拾い食いで困る・・・」でした。

そこで
新年改めて拾い食いについて考えてみました。
ワンコが拾って、私たちが困るものはなんでしょうか。

お家の中では・・・
ティッシュ
ボールペン
大切な書類
猫のトイレ
にら
ねぎ
ビニール袋
ストッキング
靴下
タオル
テーブルのふきん

置いたままにしていたり、うっかり落としたりしたら、なかなか回収するのが難しかったりするワンコもいます。


お散歩中だと・・・
どんぐり
きのこ
たばこの吸い殻
お友達のオモチャ
・・・・・

先月お会いした飼い主さんは
「うちの子は、靴下を飲み込んでしまったために開腹手術をしました」

と、話され、とても辛そうでした。
幸いその子の術後の回復は順調です。


拾い食いについて、どんな「対策」をとっていけばいいか考えてみました。

・・・まずはお家のなかのお片付け・・・はお願いします。でも、それ以外にもワンコと一緒にやっていけることがあるはず。
今日はその中から3つあげてみたいと思います。


①合図で「放す」ことを教えること

②お散歩中は「拾いそうなもの」をやり過ごすためにママとの「アイコンタクト」の練習

③お散歩中はリードで行動を制限すること



①の「放す」を教えるについて飼い主さんたちに聞いてみると・・・
「合図を教えたらすぐに覚えてくれて!ほらっ。嬉しそうに放してくれるのよ」

「練習だとできるけど、家だとね。私が慌てるから、余計うまくいかないの。わかってはいるんだけど・・・」




②・・・ママとのアイコンタクトについてはどうでしたか?
「練習中はうまくいっているの。でもお散歩になると途端にできないの」

「あらっ。前回素通りできなかったところが、今日はうまくいったわね」



どうやら①と②は

ワンコによったり
状況によったり
練習の進行状況によったりしそうですね。

①と②は「犬のしつけ」の観点から言うと、「行動のトレーニング」です。


では③の・・・リードで行動を制限する方法はどうでしょうか?

③に関していえば、「ワンコの行動」よりも、「拾わせないこと」に重きを置いているので、どんな場合でも使えそうです。

ですが実はこれも
うまくいくケースといかないケースに分かれることがあります。


リードを短く持ちすぎてしまうと、ワンコの首が締まって余計に興奮させてしまうし、かといってリードが長すぎても拾い食いを防ぐことができません。

短すぎてもNG
長すぎてもNG

ちょうどいい塩梅で、拾い食いを防げるようになるためには、飼い主さんが

「リードを短く・・・だけどたるんだ状態で持つ」

ことを意識してみることも、必要なのかもしれません。

お外Deクラスでは、拾い食い対策の練習もしています。もしよかったら一度遠足ぷらすお勉強~の気持ちで参加してみてくださいね。