February 1, 2013

パピークラスに行く。じゅう

こんばんは。トレーナーの馬場です。

さてさて若山動物病院のパピークラスの様子です。

飼い主さんとお話ししている時にふと、サンフランシスコでお世話になっていた聴導犬のトレーナー、フェリックスさんがよく口にしていたことを思い出しました。


”イヌに環境を受け入れることができたら
 
馴れた上でどんな振る舞いをして欲しいか考えてごらん”


ご自身のワンコだったら「この瞬間」どうして欲しいでしょうか?
パピヨン×マルチーズのメープルちゃん・・・初対面の男性に自分から近づく場面。まだ少しだけ緊張~!
今は一歩目を自分から踏み出して欲しいな。
メープル:「はじめまして~こんにちは~」
 
 
行動範囲が広がってきて、お友達ワンコにも近づけるようになった後は・・・。
今は、になるロイスねぇちゃんに近づくのではなく、パパの方を見てね。
メープル:「ぱぱ。よんだ~?」
 

ワンコ育ては、常にシーソーのように両面を見ながら進んでいきます。


すこ~し怖がりなお顔
ちょっとハシャギ過ぎちゃうお顔

どちらも行き過ぎないように、パパママがフォローしてあげる、そのための練習をしていきます。


「社会化に力を入れている!」 は 「どんな犬・ヒトでも飛び上がるほど大好き」とはちょっと違います。

例えば・・・人が大好き・犬が大好きなワンコがお散歩中に別のワンコとすれ違いました。

―うちのワンコはイヌ友もいるし、優しいからどんなワンコでも大丈夫―

そう思ってつい
相手のワンコが嫌がっていてもご自身のワンコは「挨拶したい!」を止められない・・・
怖がったワンコに吠えられて、お互いが嫌な気持ちになってしまった・・・

では、せっかくの愛犬との暮らしとの楽しみも半減してしまいます。


パピークラスは

公園でなぜか動けなくなっちゃう・・・
他のワンコに逃げられてしまった・・・
他のワンコが気になるけれどうまく近づけない・・・
はしゃいで常に走ろうとしちゃう・・・


そんな時、飼い主さんがどう手伝ってあげたらいいのか

を気づいてあげる場所でもあります。