May 22, 2013

「オスワリ」の言葉は・・・?

「オスワリ」の言葉は「ご褒美」になることがありますよ~。

と聞くと

「・・・???」

ちょっとなぞなぞのように聞こえませんか。


ママが「オスワリ」と言う⇒ワンコが座る

・・・これは指示語としての「オスワリ」です

それでは
ワンコが飛びついた⇒ママが「オスワリ」と言う⇒ワンコが座る

これはどうでしょうか?
同じように「座る」という「行動」の前に「オスワリ」という言葉があるのだから、一見問題がないように見えます。

・・・が、もしも!もしも!ワンコが「オスワリ」という言葉を期待して飛びついていたらどうでしょうか?


ワンコの視点から
飛びついたら、ママが「オスワリ」の合図(=何かご褒美の前触れ)を出してくれる
(ワンコが合図⇒ママが行動)

である場合は、「オスワリ」という言葉自体がご褒美と同等の意味を持ちます。


さて・・・この時ちょっと困ったことに

ママの視点では
「オスワリ」と言ったから「座った
(ママが合図⇒ワンコが行動)

と見えるため、ママは「ワンコが飛びついたらいけない」とわかっているから、指示に従って座る・・・と誤解してしまうことがあります。


ところが、ワンコにしてみたら、「飛びついてから座る」ゲームでしかないわけです。



「いつまでたっても飛びついてからオスワリ」のパターンが消えない・・・なんて場合は上記の仮説が成り立っているケースかもしれません。

ではどうしたらいいのか~をよかったら一緒に考えてみてください。
多分答えは1つではないと思うのです。


最後に、「オスワリ」という言葉の持つ「ご褒美」の意味合いは、トレーニングの足を引っ張るものでは、決してありません。ただし、ワンコがどういう状態の時にそのご褒美を出しているか・・・はママが仮説、そして検証してみてくださいね。


最近ちょっと刑事ドラマにはまっている・・・トレーナーの馬場でした。