「オスワリ」の言葉は「ご褒美」になることがありますよ~。
と聞くと
「・・・???」
ちょっとなぞなぞのように聞こえませんか。
ママが「オスワリ」と言う⇒ワンコが座る
・・・これは指示語としての「オスワリ」です
それでは
ワンコが飛びついた⇒ママが「オスワリ」と言う⇒ワンコが座る
これはどうでしょうか?
同じように「座る」という「行動」の前に「オスワリ」という言葉があるのだから、一見問題がないように見えます。
・・・が、もしも!もしも!ワンコが「オスワリ」という言葉を期待して飛びついていたらどうでしょうか?
ワンコの視点から
飛びついたら、ママが「オスワリ」の合図(=何かご褒美の前触れ)を出してくれる
(ワンコが合図⇒ママが行動)
である場合は、「オスワリ」という言葉自体がご褒美と同等の意味を持ちます。
さて・・・この時ちょっと困ったことに
ママの視点では
「オスワリ」と言ったから「座った」
(ママが合図⇒ワンコが行動)
と見えるため、ママは「ワンコが飛びついたらいけない」とわかっているから、指示に従って座る・・・と誤解してしまうことがあります。
ところが、ワンコにしてみたら、「飛びついてから座る」ゲームでしかないわけです。
「いつまでたっても飛びついてからオスワリ」のパターンが消えない・・・なんて場合は上記の仮説が成り立っているケースかもしれません。
ではどうしたらいいのか~をよかったら一緒に考えてみてください。
多分答えは1つではないと思うのです。
最後に、「オスワリ」という言葉の持つ「ご褒美」の意味合いは、トレーニングの足を引っ張るものでは、決してありません。ただし、ワンコがどういう状態の時にそのご褒美を出しているか・・・はママが仮説、そして検証してみてくださいね。
最近ちょっと刑事ドラマにはまっている・・・トレーナーの馬場でした。