先日、クラスに使う教材を探しに出かけた時のこと。
買い物が終わり、お昼ご飯を食べにフードコートに入りました。
ちょうど中学生の女の子とお父さんのふたり連れが、食器をもって席を立つところが見えたので、私はその席に荷物を置きました。
「さて何を食べよう・・・」と独り言を言っていると
先ほど席を立った親子が戻ってきました。
―忘れ物かな?―
と思っていると
娘さんの方が
「すみません・・・先ほど使っていたので」
と小さい声で説明しながら、テーブルを布巾で拭いてくれました。
思わず
「ありがとうっ!」
と声が出ました。
私の言葉に、ちょっぴりはにかみながら、布巾を棚に戻す女の子。
その様子を見ながらにっこりしているお父さん。
自分が使ったテーブルだから、単に食器を片づけるだけじゃなく、テーブルも拭いておく。
それを、すごく自然にしている親子を見て、すごく嬉しい気持ちになりました。
恥ずかしい話ですが、自分自身は、フードコートで、お皿は片づけても、テーブルまで拭いて席を立つ習慣はありませんでした。その日から、なんとなく意識して、「あっテーブル拭こう」と動くようになりました。
ちょっぴり意識しないと忘れてしまうこともあるけれど、いずれ自然に動くようになると思います。
ところで、
「自然にできる」ようになること
って
ワンコのトレーニングでの一番の目標なんじゃないかな、と思います。
「トレーニング」
「強化子」
「ご褒美」
犬のトレーニングクラスや、個別レッスンで練習について説明する時に、「今日の説明かしっくりしきていたかなぁ」と感じることがある言葉たち。
強化する
って難しい言葉を使う必要ないなぁ
ただ
ワンコの
習慣作りの手伝い
なのかもしれないなぁ。
と当たり前のことを改めて思った、午後でした。