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2013年12月30日

年末のご挨拶

2013年をこうして無事に終えることができるのは、本当にみなさんのおかげです。


難しい課題をワンコに分かり易くするための工夫を、いろいろシェアしてくれた飼い主さん達!
そしてイヒ!といつも可愛い笑顔を見せてくれたワンコ達

クラス開催にご協力いただいた
動物病院のみなさん。
病院スタッフの方たちと、病院ワンコたちの協力を得ながら、笑いのあるクラスをしていくことができました!

今年1年、本当にありがとうございました!


ワンコのトレーニングってなんだろう・・・ということを、改めて考え直した1年だったのですが
イヌの選ぶ行動には、すべてただの「行動」で

「対象」
「場所」
そして「タイミング」

が私たち人間の生活に合っていない・・・時には「問題行動」と映るのだと思います。


来客の袖に飛びついて、じゃれて噛む挨拶をするよりも
来客のいる時にはリラックスして、寝そべっていて欲しい。
(遊ぶタイミングが違う・・・)+(噛む対象が違う…)

ソファでトイレをするのではなく
ソファの隣にあるトイレに行ってほしい(場所が違う…)

子供と挨拶する時に、前足でどーんとお腹を押すのではなくて
地面にしっかりつけていたらいいのに。
(前足が押す対象が違う・・・)

誰もいない場所でだけリラックスるんじゃなくて
動物病院に行った時も、吠えたりしないで、もう少し体の力をぬいてくれたらいいのに・・・。
(場所が違う・・・)

また、靴下を勝手に奪い取ろうとする子は「イタズラが過ぎる」と叱られるけれど
指示に従って靴下を引っ張る介助をするイヌは「賢い」と思われています。
(タイミングが違う…)


私たちが「困った」と感じる行動を放っておくわけにはいかないのですが
多くの行動は「自然な」行動である以上

受け入れる部分を見つける
少しずつタイミングや対象を変える練習もしていく
それから、ワンコが受け入れれる部分を増やしていく

だから、トレーニングは、単に「行動を変える」だけではないのです。

今までお会いした飼い主さんたちは、「そんなことは知ってるよ~」
と笑われるかもしれませんが

初心に戻って、何がイヌとヒトの生活に大事なのか…
小さなずれを、どうすり合わせていくのか・・・

を愛犬と一緒に考えていけるような、来年度もそんなトレーニングを目指していこうと思います。