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2014年3月10日

温泉に入る勇気!

暖かくなったなぁと思った途端、気温が急に下がったりするこの時期

私は何故か無性に
カピバラの温泉に浸かる姿が見たくなります。

そのことを、友人に話したら

「どこかの動物園で、猿も温泉に入っていたねぇ」
と教えてくれました。

特集されていた、その動物園では飼育スタッフが猿用に温泉を用意したそうです。
ですが、最初はどの猿も「温泉が気持ちがいい」とは思わないので、近づくことさえしません。

そこで、簡単な「温泉トレーニング」が実施されました。
温泉内にお米が撒かれます。おサルたちにとって大好きな「おやつ」です。

しばらくすると、おやつを取りに数頭の猿たちが温泉に近づきました。

飼育員さんは
新しいことをするのは、怖がるこが多い
最初に近づいた猿たちは結構勇敢な若い猿たちだね」
と説明しています。

温泉に近づいた猿たちのうち、何頭かは温泉の中にも入りました。

この動物園は、この「温泉トレーニング」をしばらく続ける予定で、最終的には「おやつのお米」がなくても、入ることが「気持ちいい」と思ってくれるようになるはずだと続けました。

先発隊のおサルたちの顔を見ていると、この動物園の「温泉部」はけっこうはやりそうな予感がします。


「おやつのお米」
はきっかけとして

その後は
「暖かくて居心地のいい場所」
が温泉にいる動機づけになる。

きっかけと
その場に留まる理由

2つともあるといいねぇ~

のんびり顔(?)のお猿たちに釣られて、わたしの口調までのんびりなってしまいました~。


ワンコのトレーニングも、すごくシンプルに説明すると、同じことが言えます。

その行動を選ぶ「きっかけ」を作ったり
その行動を続ける「理由」を見つけたり

することが、トレーニングの組み立ての基本です。

練習している科目が温泉でなくても

お散歩中にリラックスすることや
お部屋でリラックスすることや
来客のヒトの姿をみた後、のんびり寝転ぶことは

最終的には、リラックスすると気持ちいいから・・・になってきます。

だからこそ、そこにつながって行く、ちぃっちゃな「きっかけ」も大事だなと感じています。