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2016年11月8日

オモチャ遊びをちょっとレベルアップ

オモチャ遊びがうまくいくと
異世界の生物とのコミュニケーションに成功した!
と感じます。

・・・というとやっぱり大げさでしょうか。

トレーナーの馬場の相棒ひなた
オモチャを投げてもらうのが好きです。

宙を舞うオモチャを
小躍りしながら追いかけて
くわえたオモチャを振り回しながら(時には口から投げとばしながら)走る
なにやら楽しそうです。

パピークラスの仔犬たちよりも
激しいはしゃぎっぷりなのでは、と思います。

でも、たまには「まじめ」な遊びもやっています。


私はよくパピークラスで
「犬は般化(異なる状況で同じことをすること)が苦手な動物です」とお話ししています。

それは
般化が苦手だから
「できなくて当たり前」
と諦めるためではなく

「どのステップを変えたらできるかな」
と見方を変えるためにお話しています。

例えば上の動画の「物品保持」の場合
・口にくわえて保持する
・合図で放す
が大きな「形」ですが

細かく分けるなら
-------------
①オモチャを見る
②オモチャの方へ集中する
③オモチャへ近づく/オモチャを追いかける
④オモチャに歯を当てる
⑤オモチャをくわえる
⑥オモチャをくわえたままでいる

⑦オモチャを持っている時に、人の手が近づいても落ち着いている
⑧合図で放す/手の方へとオモチャを落とす
⑨人が持ったオモチャに飛びつかない
⑩次の指示まで待つ
--------------
と10個のステップに分けられます。

私と相棒の場合は

布のオモチャは
⑦人の手が近づいても慌てない
⑧放す
⑨(人が持っているオモチャに)飛びつかない
が課題でしたが

フリスビーの場合は
①オモチャを見る
②オモチャに集中する
③オモチャを追いかける
が最初の課題でした。

木のオモチャの場合は
⑧放す
③追いかける
ことも難なくできましたが

⑥かじらずに持つ
という部分に試行錯誤の時期がありました。


一見同じ
・口にくわえて保持する
・合図で放す

という動作ですが
「スタート状況」が異なっているため
教える手順は異なってきます。

同じことが、普段の生活にも言えます。

ボールは放せるけど
落ちていたビニール袋は格闘になる・・・
散歩は毎回拾い食いにママがピリピリする・・・

ではもったいない。

遊びの延長にも
拾い食い対策への道はつながっているのではないかなーと思いますよ。