慌ただしい師走、私は、何かといろいろ混ぜこぜになっています。
先日は、100円ショップに寄った際
車に財布を置き忘れました。
レジのお姉さんに
「ゴメンナサイ!カバンに車を置き忘れたので、
…財布を今取ってきます…。申し訳ありませんが、カゴを置かせて下さい…」
目的語も、副詞も、はちゃめちゃで、びっくりの日本語です。
先日も夏と冬がごっちゃに。
「日が短くなりましたよね。【げし】が待ち遠しいですよね」と言って
会話の相手を困惑させたばかりです。
パソコンで変換すると「夏至」で誤りにすぐ気づくのですが
その時の私は、「冬至(とうじ)」と言っているつもりだったのです。
ごちゃまぜの頭で
犬のトレーニングはしっかりできているのか少し不安になりますが
ごちゃまぜトレーニングは決して悪いものではありません(…ここは、きっぱり)!
例を挙げるのであれば
オスワリのトレーニングも、いろんな要素をちょっとずつ追加することで
随分ごちゃまぜなトレーニングになります。
例えば、こんな練習プラン
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ヒトがイヌに対面しての、オスワリキープ5秒
ヒトがイヌに背を向けての、オスワリキープ1秒→20秒
ヒトが買い物袋をテーブルに置く前に、オスワリキープ3秒→20秒
ヒトが椅子でストレッチする時に、オスワリキープ5秒
ヒトが和室のふすまに手をかけた時、オスワリキープ2秒→20秒
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ヨガが得意な飼い主さんであれば、ヨガのポーズと並行してできるような練習を考えてみるのも面白いと思います。その際、ワンコが楽に取れる姿勢が、オスワリ以外に、フセ、タッテ、ゴロンなど3つか4つのバリエーションがあると更に楽しく取り組めます。
「問題行動で困っているのに
そんなヨガと組み合わせるような優雅なことはできません(怒)!」
と思った方も、少しだけお付き合いください。
ある状況と特定の動作を組み合わせる能力と
その動作の持久力(上記の例ではオスワリの姿勢のキープ)は
多くの場面をうまくやり過ごすスキルにつながってきます。
練習はのんびり取り組んでもよいと思います。
例えば
1月は対面で
2月は背を向けて
3月は物を持って
4月は椅子に座って
5月は扉の前で
な具合です。1年はあっという間に過ぎますが、思っているよりもできることっていっぱいあります。(と言いつつ、半年分も計画を立てられていないのが悔しいところですが)
また、私達ヒトは、何かに一生懸命に取り組むほど「できていない部分」に目が行きがちです。これは、私自身の2019年の反省点で、来年こそは改善していきたい部分です。
「できていない部分」に目を向けるのではなく
「できている部分」に目を向けて
それを愛犬に伝える手段さえ持てば
どんなトレーニングだって楽しく取り組めます。
苦手克服のトレーニングもそれは、同様。
それを分かりやすく伝えていけるようこれからも、精進していきます。
私自身は2019年も
動物病院のスタッフの方たち
トレーナーの先輩方
そして何より、一緒に頑張ってくれた飼い主さんたち
相棒犬の社会化トレーニングに根気よく使ってくれた友人一同
先日、遠方から遊びに来てくれた祖母
多くの方に助けられて1年の終わりに近づいてきました。
2020年もごちゃまぜトレーニング(…?)を元気に続けていけるよう、頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします!
祖母と相棒犬。
ふたりして見つめる先には、何があるのかな?