最近、工事現場に遭遇するとワクワクする、犬のトレーナーの馬場です。
家の近くのコンビニが閉店し、ほどなくして店舗が解体されました。地面は平らにされ、さらに地盤を掘る作業をしています。ガソリンスタンドでもできるのかなぁ…と遠くからこっそり工事を眺めるのが非常に楽しい。自治会の駐車場の工事も先月あったばかりで、そこでは地面を平らにする工事を見ました。いろんな車が順番に作業をする様子は、いつまで見ていても飽きませんでした。
私自身は家のDIYをちびちびと進めていたのですが、3月に入って道具を使った補修に初めて取り組みました。手始めに直したのは、押し入れの床の張り替え。急ぎで直さなければ困る案件ではないけれど、古いベニヤ板はべこべこしています。相棒犬が押し入れの中で昼寝をしても大丈夫そうには見えますが、もしも床が抜けたら一大事。それでも「いつか直そう…いつか…」と後回してきました。
そんなある時ラジオで、家のDIYを楽しく話すパーソナリティの声を聴きました。話自体も面白かったのだけど「DIYの略は、どうなっても(D)いいから(I)やってみる(Y)」のフレーズが耳に残りました。そして、手始めに押し入れの床の破壊をしてみることにしました。
相棒犬には、作業する場所から程よく離れた安全な場所に移動してもらい、ベニヤ板をちびちびはがす。以前、工務店の大工さんに1カ所床の張り替えをお願いした時に、横で見せてもらったことがいろいろ役立ちました。
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・床は釘が打てる場所と打てない場所があること(根太と言います)
・ベニヤ板をはめるためには、柱の部分はカットする必要があること
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実は、床の張り替えはシンプルな作業です。
1. 古い床を撤去(釘なども除去!)
2. 新しい床材を床の土台に置けるカタチに切る
3. 新しい床材を置く
4. 釘打ち(今回はビスで留めました)
5. 木くずの掃除
以上。
大工さんの作業を横で見ているのと、実際にやってみるのは大違いです。
私は、ビスを工具(インパクトドライバーという道具)で留めるのがさぞかし大変だろうと思っていました。初めて使う道具だったこともあって、道具自体を壊さないかも心配だったし、変な使い方をしたら、床の土台を破壊しちゃうんじゃないかと危惧していました。
ですが、実際に大変だったのは、床材のカット。ちょっぴり切っては「まだ床材が柱にぶつかる…」とやり直し。2枚の板を用意するのに、2時間も四苦八苦しました。床材が所定の位置に収まったら、柱の周りには大きな隙間ができてしまいましたが、初の床張り替えとしては上々です!空いた隙間は、破材で隠して、いっちょあがりです。
相棒犬は、用意しておいたお昼寝マットで寝ています。
床撤去の時のどすどすといううるさい音は、子犬の頃なら大騒ぎしていた「刺激」です。少しずつ、いろんな音やいろんな動きを「なんでもないもの」として受け入れるようになった基盤は「ここ(マット)に戻る」という相棒犬にとっての居場所があるからです。
少し話がそれてしまいますが、家庭犬に馴れてほしい刺激(言い換えると吠えなどの問題行動につながりやすい刺激)は「音」単体で提示されることは少ないです。「音ぷらす飼い主の動き」がセットになって提示されることが多い。工事やDIY以外の例をあげるなら、「インターフォンの音に対応する飼い主さんの動き」に、慌ててしまう(吠える)ワンコは多いです。
最初は「旅行準備?」と首をかしげていた飼い主さんが、できるようになったことの報告や、新しくお友達になったコと撮った写真を送って頂くことが増えました。私自身、何がどう犬にとっての自信につながるのかは、まだまだ未知数だなぁとつくづく思うのです。