こんばんは。トレーナーの馬場です。
普段は愛犬のお散歩課題、室内マナー、お留守番練習のお手伝いをしています。
毎年慌ただしく過ぎていく年末のこの時期。
今年こそ、余裕をもって過ごそうと思って取り組んだことが1つあります。
それは、大掃除を11月から始めること。
実は、大掃除って大きな仕事ではなく、小さな小さな「作業」の集まりです。
ただ、たくさんあるので取り掛かるのが億劫になりがちなだけで、やり始めると意外に楽しい。特に、窓周辺の掃除、床周辺は、普段目が行き届いていない分、やったらやっただけ変化があるのが面白い。
お天気のいいお休みの日、お隣さんが2階のベランダで窓拭きを始めました。
「風がない日にやっつけちゃおうと思ってね」
お隣さんがキビキビ動く様子を見ていて、私も窓掃除についに取り掛かることに決めました。窓全部がピカピカにならなくても、カーテンだけなら洗えそうです。
2階のカーテンをレールから外すと
「内窓だけでも拭こうかな」
と気持ちが動きました。
内窓がきれいになると、窓の桟の埃にも目がいきます。
「ざっとでいいから、ウェットティッシュで桟も拭いちゃおう」
洗ったカーテンを再度レールにかけていると、ふと網戸にも目がいきました。
「網戸2枚なら洗えそう」
大掃除って多分、一度に同じ作業をした方が効率がいいから年末にされる方が多いのだと思います。でも、全部をやるのは、私はしんどい。特に寒い時期に水を使った掃除は始めることが一番大変だったりします。
なので、途中で中断できるよう、部分部分の掃除に分けて取り組んでいて、今年は大掃除がちょっぴり楽しい時間になっています。
窓掃除以外で楽しかったのは、部屋の「巾木」部分の埃掃除。
巾木とは、壁と床の境界にある部材で、掃除機やキャスターなどがぶつかって壁紙を傷つけるのを防いでくれるものだそうです。
犬のトレーニングも、問題行動に対してのレッスンも終わらないとしんどい…と思って始められない方もいるかもしれません。ならば「終わりを決めてみる」ことこそしてみましょう。
レッスンであれば、決められた時間のレッスンを終了したら、一旦レッスンは終了します。ところで愛犬との生活課題はこれからも続きます。この時、トレーニングに取り組む前に「その日のトレーニングの終わり」を決める、言い換えると「トレーニングを一旦中断」することができると、飼い主さんにとっての負担がぐんと減ります。
「トレーニングの中断」をするために、1つ提案したいのは、犬にとって簡単な動作を1つ決めること。例えば、トレーニングの始まりと終わりの「オスワリ」。行動のパターンが決まって来るだけで、次の動作、お部屋でごろんと寝転んだり、横向きになって熟睡したりといった行動につながる道すじが作りやすくなります。
大掃除も
犬のトレーニングも
いつ中断しても困らないコツを見つけていくこと。
大掃除に関して言えば、私は
・小さい雑巾を複数用意すること(古い衣服を利用)
・1つの場所に取り組むのにかかる時間を測ること
を実行中。
使い終わった、小さい雑巾は、洗わずポンと捨ててしまいます。窓ふきも、1枚拭くのにかかるおおよその時間が分かると、部屋の半分だけで中断する時に「全部終わらなかった…」と自分にがっかりすることが減るような気がします。
年末のドタバタに気持ちが引っ張られないように私自身も精進中です!